1月から、市民病院の外来診療待合室に診察状況が表示されるようになりました。待ち時間の長さに苦痛を感じる患者も多く、電子カルテシステムの更新に合わせて導入が約束されてきたものです。患者は市民病院入り口ロビーで診察券を受け付け機に挿入し、受付番号を発行してもらいます。各診察室前の受付でチェックをしてもらい、順番を待つことになります。
従来の診察室前の受付で予約票を提出する必要はなくなりました。各科の待合室前と、それぞれの診察室前(中待ち合い)のディスプレイに診察中の患者番号、その後の予定者数名の番号が表示されます。従来の看護師による呼び出しの代わりに、チャイムの音と同時に患者の番号が大きく表示されます。その指示に従って患者は移動することになります。
案内は分かりやすく、常時表示されているので聞き漏らす心配はありません。おおよその順番も分かりますが、急患が入ったり、検査を終えた患者が入ったりするため、予約どおりの時間とはならないこともしばしばです。システムの導入で診察が早くなるわけではありません。順調に稼働すれば、受付の事務は効率化されそうです。患者の評価や感想も聞いてみたいですね。
↑ 診察室ごとに順番待ちの患者番号が表示されます。 ↑ チャイムの音と同時に呼び出し者への指示が表示される
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