柴田安彦の気の向くままに

    蒲郡市議・柴田安彦の気ままなブログです。 ぜひ、コメントをお願いします。
基礎科学
 ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんの話が聞けるとあって、市民会館に出かけました。中ホールでは満席になってしまうのではと心配して、予定を聞いてすぐにネット予約をしておいたのですが、以外と空席が目立ちました。確かにニュートリノの話となれば少々難しいことは予想されますが、身近な場所で聞けるとなれば楽しみな企画です。

 まだニデックの社員だった30年以上前、設計した機械に浜松フォトニクスの撮像管を組み込んだことがあります。その頃、浜フォトの製品の優秀さを聞いた折、カミオカンデの光電子倍増管を供給しているという話を聞いたことがありました。当時は地下深くの巨大なプールに、微弱な光を検出する受光管をびっしりとならべて何をするのかよくわかりませんでした。ただ、神岡鉱山のカミオカンデという響きが新鮮でした。ノーベル賞につながる研究をしていたんですね。

 そのカミオカンデが、それよりも1桁大きな設備と予算を使ったアメリカの研究チームを差し置いて、ニュートリノの検出に成功したのは拍手喝采です。「たまたま大マゼラン星雲内の超新星爆発があり、小柴先生は運がよかったんだ」との評価には「ニュートリノは世界の60億人すべてに降りそそいだんです」と答えたそうです。確かに、その前の超新星爆発は400年前だそうですから、幸運も重なったに違いはありませんが、科学者の先見性と大変さを感じさせるエピソードです。

 ニュートリノの話は難解ですが、ノーベル賞の賞金などを投入して小柴さんが設立した「平成基礎科学財団」の趣旨は理解できます。ノーベル賞受賞者の多くが、もっと基礎科学に力を入れようと訴えます。小柴さんの話で印象深かったのは「産業に役立つことは一切やっていない」「日本が文化国家なら、その証として基礎科学にお金を使おう」「科学者はデータに忠実であれ」との言葉です。

 蒲郡市の施策が「ヘルスケア産業育成」だの「メタンハイドレート」だのと、産業との結びつきが最優先となっている点に違和感を感じます。最も科学的見地を大事にするはずの生命の海科学館が、化石の産地をあえて明朗にしない点についても異議があります。小柴さんの話を聞いて、少なくとも自分自身は科学的であり、唯物論の立場を貫き、弁証法的に物事を判断したいと感じました。やっぱり科学者って、格好いいですもんね。
にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ ←クリックしてランキングを見てね
| 柴田安彦 | つぶやき | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0) |









http://blog.yas.sub.jp/trackback/1030025

    profilephoto
    蒲郡市議 柴田安彦

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>
[ 新規登録 ] [ランキング]
[前へ] [ランダム] [次へ]
 
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 蒲郡情報へ 人気ブログランキングへ